民数記19章1節~22節
   マルコ7章14節~21節
説教 平和の共同体の心得
   「清い生活」

イスラエルの国が滅び、バビロニアに捕囚となったイスラエルの民族。その反省から、人々が平和に生き抜くためには、どういう暮らしを送るべきだったのかを主な目的書かかれたのが旧約聖書であるという視点からみますと、今日の民数記は「清め」ということがテーマとなっています。死者の死体に触れた者の清めの儀式について書かれています。水で衣服や身体を洗うことで清められるとされています。
マルコによる福音書では、汚れというのは、儀式的なものでは、清められるということではなく、人の心の中にから出てくるのもが人を汚す、と言われています。みだらな行い、盗み、殺意、姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別などが人の中から出て来て人を汚すというのです。私の心を点検してみますと、こう言う思いがあることが分かります。この思いを看破し、制御することが私の清い生活に繋がることであると思います。また、すべての人がそういう思いになって暮していけば、平和な世の中に生まれ変われるような気がします。
ワールドカップなどでのサポータのゴミ拾い、こういう生活が平和な社会作りには重要だということでもありましょう。サポーターみなさん、ありがとうございます。