聖書 ネヘミヤ記9章1~37節
   マタイによる福音書18章21~35節
説教 平和の共同体の心得「赦すこと」

ネヘミヤ記9章には、イスラエルの歴史が創世記から述べられ、罪を犯しつつ罪が赦されてきたことが書かれています。自分たちが苦境に立たされているのも罪のためだと書かれていますが、31節に「しかし、まことに憐れみ深いあなたは彼らを滅ぼしつくそうとはなさらず、見捨てようとはなさらなかった。まことにあなたは恵に満ち、憐れみ深い神。」とイスラエルの民が告白しているのが印象的です。

マタイによる福音書の方では、罪は7の70倍、つまり何度でも赦しなさいとイエスは弟子ペトロに語ります。

人は罪やミスを犯します。罪やミスを犯したと気づいている人は、生きづらさを感じているものです。そのような時、自分の罪やミスが赦されたと知れば、感謝し、生きていけるのが人間なのかもしれませんね。神は罪に苦しむ人々を赦し、希望を与え続けているのでしょう。