マタイによる福音書 20章29節~34節
こうして、本日のところを見てきますが、今日のわたしたち自身も、実は、真の生き方が見えない者であり、人生の道端にむなしく座っている者なのです。しかし、そんなわたしたちに、人類のただひとりの救い主イエス・キリストが、聖書を通して、御自身の方からわたしたちに近づいてくださるのです。そこで、わたしたちも、「主よ、わたしたちを憐れんでください」、また、「主よ、目を開けていただきたいのです」と叫ぶことが必要です。すると、偉大な神の子であり、救い主であるキリストは、わたしたちが願っている以上の深い憐れみ、はらわたからの憐れみによりにより、わたしたちの心の目に手をやさしく触れて、いやしてくださり、わたしたちの心の目を開き、救いの真理が見えるようにし、すべての罪の赦して救ってくださるのです。そして、わたしたちは、キリストの恵みを映し出す鏡としての新しい豊かな人生の意味づけをされて立ち上がり、喜んで日々キリストに従っていくのです。
そして、この真の人生にだれでも招かれています。わたしは、招かれていないという人はいません。わたしもあなたも招かれています。わたしたちは、キリストの御前にひざまずき、へりくだり、共に、「主よ、わたしたちを憐れんでください」、また、「主よ、目を開けていただきたいのです」と祈りましょう。