レビ記26章1―46節、マタイによる福音書6章25―34節 説教 平和の共同体の心得「神からの糧」 「あなたたちは偶像を作ってはいけない。彫像、石柱、あるいは石像を国内に建てて、それを拝んではいけない。わたしはあなたたちの神、主だからである。あなたたちはわたしの安息の日を守り、わたしの聖所を敬いなさい。わたしは主である。」 レビ記26章の冒頭は上記から始まります。そして、掟を守れば、国は経済的に豊かで平和で子々孫々続くといことが書かれています。掟とは上記の冒頭の言葉を含む十戒をいうのだと思われます。十戒を守れば経済的に豊かになり、平和で、子々孫々続いて行く国ができるというのです。 今日の新約聖書の箇所は、何を食べようか、何を着ようかと、思い悩むな、神 の国と神の義を求めよ。そうすれば、それらの物はみな与えられる、と書かれています。 国を経済的に豊かにし、平和にし、永続するためには、十戒を守ることが条件だ、と聖書は言っているのです。 軍備などはいらない、原発など作って経済成長しなくても、神の国と神の義(十戒を守ることと同義だと思います。「愛し合う」ということも十戒を守るということに重なると思います)を求めていけば、食べること、着ることくらいはなんとかなる、ということを聖書は語っています。 私は、これら聖書の箇所を驚きをもって読ませていただいています。国を経済的豊かにし、平和にし、永続させる方法は十戒を守ることだというのですから。 みなさまの祝福を祈ります。