8月9日分
聖書 申命記33章1節~29節
マタイによる26章26節~30節
説教 平和の共同体の心得
「祝福の継承」
本日の申命記には、神の人モーセが生涯を終えるに先立って、イスラエルの人々に与えた祝福の言葉であるとされています。以下に12部族の名前ごとにその祝福を示します。
ルベンを生かし、滅ぼさないでください。
主よ、ユダの声に耳を傾け、御手をもって彼のために戦い、苦しめる者からの助けとなってください。
主よ、レビの力を祝福し、その手の業を受け入れてください。
主に愛されるベニヤミンは主の傍らに休んで住み、終日神に身を寄せてその御守りのもとに住まう。
主の祝福がヨセフの土地にあるように。
喜べ、ゼブルン、喜べ、イサカル、彼らは海の富、砂に隠れた宝を手に入れる
たたえよ、ガドの土地を広げられる方を。
ダンは獅子の子、バシャンの野から躍り出る。
ナフタリは主の恵みに満ち足り、その祝福に満たされ、湖とその南を手に入れる。
アシュルンは子らのうちで最も祝福される。
新約聖書のマタイによる福音書26章26節~30節には、最後の晩餐の時のイエスが弟子に語った言葉です。その内容がイエスの死によって罪が許されるという秘儀、不思議、奇跡、宗教的業を語ります。これも祝福なのではないかと私は思います。
旧約やら新約聖書を通し、神様は自分の民を祝福し続けるということを示されているように思います。
ご利益的ですが、こういうところに信仰者は慰めを見出すんですね。皆様の祝福を祈ります。