聖書 申命記19章1~13節 旧約p310 マタイによる福音書5章43~48節 新約p8 説教 平和の共同体の心得 「逃れるところをつくる」 ・1 余裕 人の暮らしに必要なことって何かと考えてみますと、寝て、食べて、他者と良い関係にあることではないかと思うようになりました。究極の目標を一つと言われれば、他者と良い関係にあるといことでしょうか。それには余裕が必要だと思います。 ・2 申命記の逃れの町 逃れの町というのは、誤って殺人を犯してしまった人を、個人的な復讐から守るために、裁判を待つ間に、逃れることができる地域を言うようですね。国家としての人命の尊重が伺えてとても感心するところです。 ・3 新約の敵を愛せ これも余裕が必要です。敵を愛するなんて、どうやったらできるのか。こちらに迫害されても安全、安心に過ごせるような逃げ場や守ってくれる人がいますと、助かりますし、迫害されても、その人を思うこともできます。他者を愛することができるということには、余裕が必要なんだと思います。 ・4 余裕 人が神の御心に従って生きるには、余裕が必要だと思います。この余裕を作ることができるよう暮らしを工夫していきたいと思います。教会や礼拝はこの人生における余裕を提供しているのかもしれません。