申命記22章1~23章1節 旧約p314 ルカによる福音書12章22~34節 新約p132 説教 平和の共同体の心得「命あるものを大切にする」 本日の申命記には人の守るべき決りが書いてあります。申命記はひとへの「教え」が書いているとされています。暮らしの中でこうあるべきだということですね。 本日の申命記では、同胞を助けること、相応しくない服装、巣から卵や雛を取る時、母鳥とはいっしょに取らないこと、怪我しない様に欄干を屋根つけること、畑に植え方、牛、ロバの使い方、毛糸、亜麻糸折り合わせた着物は着ない、衣服に房を作る、性関係についてなどこまごましたことが書かれています。どうしてこういうことが記されているのか、その根本思想は何かを考えますと、5節の「主がいとわれる」7節「そうすればあなたは幸いを得長く生きられる」とあります。このようなことや、経験的直観から考えますと、これは、命あるものを大切にするという思想ではないかと思います。人々が幸いを得るにはどうしたらよいかという、神から出た当時の人の英知が語られていると思います。そして、今でも通用することでもあり、そのいろいろな具体的な活動の中に隠されて見えなくなっている思想(御心といったりみ旨といったりしていますが)、神の意志(命あるものお大切にする)ということではないかと思います。 本日の新約聖書のルカによる福音書には、祈りあるものは鳥でも野の花でも神は養ってくださること、人は尚更だということ、だから、他者の命も大切にせよ、という言葉が続きます。 命あるすべてのものを慈しむ神様って何か仏教的ですね。 以上、本日の聖書から学びました。 みなさまの祝福を祈ります。