民数記25章1~12節
   コリント信徒への手紙10章1~8節
説教 平和の共同体の心得 「経済中心の危さ」 

カナンの地方にあったバアルの神は五穀豊穣の神で、経済中心の思想があったように思います。このバアル信仰には、神殿子供を犠牲にする習慣がありました。その子供は神殿男娼、娼婦との間に出来た子供が犠牲になったようです。カナンの地にはこういう悪習があったらしい。イスラエルの民はこの悪習に染まってしまったことが本日の聖書、民数記とコリント信徒への手紙(申命記にあったことを例に偶像礼拝を禁ずる)に書かれています。

経済は人が生きるために用いる時、有効ですが、人間が経済のために生きる時、本日の聖書に示されている事柄が生じてしまうのではないでしょうか。私たちの神は命を創造し育む神です。偶像礼拝とは神から与えられた命を滅ぼすように働く行為だと思っています。

バアルの信仰は豊穣を求めるが故にみだらな行いを常習化し、子供の犠牲を常習化してしまいました。経済をあまりにも優先しすぎるとどうなるのか?危機感をもって歩んでいきたいと思います。今の安倍政権も経済経済と叫ぶこと休みなしですから。

皆様の祝福を祈ります。