平和の共同体の心得―神の業に与る- 私たちは旧約聖書から新約聖書を読みながら、過去、現在、未来とも、神と共にある、インマヌエルとか、神の業に与っているという事に気づかされないでしょうか。たとえどんな人間であろうとも、神は関り、神の業をその人に示され、その業に巻き込んでいるのではないかと思います。 本日の旧約聖書の箇所は、ヤコブの二人の妻とその子どもの話です。レアとラケルのめたみや嫉妬のしあい、子供の事でもめている。ラケルは自分に子どもが出来ないことを何とかしようとします。ヤコブに言うわけです。「わたしにもぜひ子どもを与えてください。あたせてくださらなければ私は死にます」と命がけで迫ります。ヤコブは怒って、言います。「私が神に変われる徒と言うのか。お前の胎に子どもを宿らせないのは神ご自身なのだ」と。